酬恩庵(京都) 【重文・名勝】

禅僧一休宗純ゆかりの寺院で,一休寺ともいわれます.庭園は名勝で,重文建築もあります.

酬恩庵庭園
【酬恩庵庭園】(HDR)

名勝指定は虎丘庭園(非公開)と方丈庭園です.方丈庭園は方丈の南東北の三方です.写真は方丈北東部の石組で,龍門瀑の形式なっています.奥の大きな石が観音石で,その右から手前にかけてが三段の滝.写真中央右寄りの黒い立石が,滝を登る鯉を表した鯉魚石です.滝にむかって泳いでいるというより,滝を登ろうと跳ねているように見えます.江戸初期の庭園.観音石にみられるように丸みのある石を使っていながら不動石(写真左)がごつごつしていて,うまく庭園の表情をひきしめています.



酬恩庵
【酬恩庵】(HDR)

重文指定は方丈及び玄関,庫裏,東司,浴室,鐘楼で,写真は庫裏です.左の石垣の奥に見える屋根は東司の屋根です.どれも江戸前期のものです.方丈及び玄関以外は禅宗様の特徴がよくでています.



酬恩庵本堂
【酬恩庵本堂】(HDR)

永正3 (1506)年の築です.洗練された禅宗様の仏堂です.

とんち話で知られる「一休さん」は実は実在した人物で,戒名と道号をあわせて「一休宗純」(いっきゅうそうじゅん)とよばれます.とんち話は完全に創作ですけど.「宗」の字が入るのは大徳寺開山の宗峰妙超のように大徳寺のお坊さんにはよくあります.一休宗純は文明6 (1474)年から大徳寺住持となり,応仁の乱で焼失した伽藍を再興し,塔頭の真珠庵を開いたりします.酬恩庵はもとは妙勝寺という寺院でしたが,衰退していた妙勝寺に康正2 (1456)年に草庵を結んで酬恩庵としています.一休宗純は酬恩庵で亡くなり,墓所も酬恩庵にあります.



名称:酬恩庵(しゅうおんあん)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:京都府京田辺市薪

名称:酬恩庵本堂(しゅうおんあんほんどう)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:京都府京田辺市薪

名称:酬恩庵庭園(しゅうおんあんていえん)
文化財区分:名勝
所在地:京都府京田辺市薪



大きな地図で見る
スポンサーサイト

テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行

tag : 京都 重文 名勝 寺院 日本庭園

コメントの投稿

非公開コメント

ご案内
プロフィール

タカシ☆TZR(ヤブキ タカシ)

Author:タカシ☆TZR(ヤブキ タカシ)
兵庫県出身,大学からは宮城.その後,横浜での勤務を経て現在は東京勤務で千葉県在住.愛機はYAMAHAのTZR250R.

国内の文化財の写真を適当に載せていきます.今のところ隔日ぐらいの更新にしてます.日本の美にこだわって近世以前のものを中心に.こんなタイトルのブログだけど,バイクで行ったところでないところの話もでてきます.

「たびねす」というサイトでナビゲーターやってます → 最新記事(2017年5月26日更新)

←ブログランキング参加してます.気に入った写真や役に立った情報などあればクリックお願いします.

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ にほんブログ村 写真ブログ HDR写真へ にほんブログ村 写真ブログ 庭園・史跡・神社仏閣写真へ

twitter
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
タグcloud
都道府県別タグ一覧
北海道・東北北海道青森岩手宮城秋田山形福島
関東茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
中部新潟富山石川福井山梨長野岐阜静岡愛知
近畿三重滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
中国・四国鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知
九州・沖縄福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄
2県以上県外移築
文化財区分別タグ一覧
最新コメント
最新トラックバック
Feed Me!
旅するTZRの文化財撮影記のRSSフィード
RSSリンクの表示
リンク