大友氏遺跡(大分) 【史跡】
大分県大分市にある遺跡.大友氏の館跡などを含む都市の遺構です.

【大友氏遺跡 - 大友氏館跡庭園】(HDR合成,撮影:2022年5月17日)
鎌倉時代に豊後国の守護に任じられて,以降九州で領地を広げた守護大名の大友氏に関連した遺跡群.史跡指定は平成13 (2001)年で,「大友氏館跡」の名称で館跡のみの指定でした.後に万寿寺跡,上原館跡,唐人町跡,推定御蔵場跡が追加指定されるなど順次拡大して,名称も現在の「大友氏遺跡」に変更されました.館跡を含む都市遺跡です.
写真は館跡の庭園で,発掘調査の結果をもとに復元されたものです.保護土で覆った上に複製景石などで復元されていますが,色の黒い石は実物です.写真は西から東側を見ていますが,中島の東西で表情が異なっていて,大きな石を使った滝石組など迫力のある構成になっているのに対し,西側は州浜が印象的で穏やかです.ゆくゆくは建物の復元もやっていくそうです.天正元 (1573)年に大友義鎮(宗麟)が息子の義和に家督を譲るときに館の大改修をしていて,庭園などはそのときに整備されたようです.
調査で出土した「大分県府内大友氏遺跡出土品」は重要文化財.このあたり一帯は「府内」とよばれた都市だったのだけど,キリスト教関係の宗教用具や中国産陶磁器など,国際的な交易都市であったことを示す歴史資料になっています.
名称:大友氏遺跡(おおともしいせき)
文化財区分:史跡
所在地:大分県大分市顕徳町

【大友氏遺跡 - 大友氏館跡庭園】(HDR合成,撮影:2022年5月17日)
鎌倉時代に豊後国の守護に任じられて,以降九州で領地を広げた守護大名の大友氏に関連した遺跡群.史跡指定は平成13 (2001)年で,「大友氏館跡」の名称で館跡のみの指定でした.後に万寿寺跡,上原館跡,唐人町跡,推定御蔵場跡が追加指定されるなど順次拡大して,名称も現在の「大友氏遺跡」に変更されました.館跡を含む都市遺跡です.
写真は館跡の庭園で,発掘調査の結果をもとに復元されたものです.保護土で覆った上に複製景石などで復元されていますが,色の黒い石は実物です.写真は西から東側を見ていますが,中島の東西で表情が異なっていて,大きな石を使った滝石組など迫力のある構成になっているのに対し,西側は州浜が印象的で穏やかです.ゆくゆくは建物の復元もやっていくそうです.天正元 (1573)年に大友義鎮(宗麟)が息子の義和に家督を譲るときに館の大改修をしていて,庭園などはそのときに整備されたようです.
調査で出土した「大分県府内大友氏遺跡出土品」は重要文化財.このあたり一帯は「府内」とよばれた都市だったのだけど,キリスト教関係の宗教用具や中国産陶磁器など,国際的な交易都市であったことを示す歴史資料になっています.
名称:大友氏遺跡(おおともしいせき)
文化財区分:史跡
所在地:大分県大分市顕徳町
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