称念寺本堂(奈良) 【重文】
重伝建の橿原市今井町(参照:橿原市今井町 #1,橿原市今井町 #2,橿原市今井町 #3)にある寺院建築です.昨年3月に解体修理が終わりました.

【称念寺本堂】(HDR合成,撮影:2022年10月4日)
解体修理の際に内陣と外陣の境の部材から寛永18 (1641)年の墨書が発見されていて,この頃の建立とみられます.真宗本堂の初期の遺構として貴重な建造物です.
今井町は中世に成立した寺内町だけど,その中核となったのが,この称念寺でした.もとは本願寺の布教拠点だった今井道場とみられるのだけど,今井道場に関しては詳しい情報はあまりないようです.本堂解体の際の調査では前身となる建物の礎石などが見つかっていて,今井道場から称念寺に発展したことももっともらしく感じます.本堂は境内の西側に東面していて,その南側に庫裏,客殿があり,これも17世紀初期の建物です.
名称:称念寺本堂(しょうねんじほんどう)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県橿原市今井町三丁目

【称念寺本堂】(HDR合成,撮影:2022年10月4日)
解体修理の際に内陣と外陣の境の部材から寛永18 (1641)年の墨書が発見されていて,この頃の建立とみられます.真宗本堂の初期の遺構として貴重な建造物です.
今井町は中世に成立した寺内町だけど,その中核となったのが,この称念寺でした.もとは本願寺の布教拠点だった今井道場とみられるのだけど,今井道場に関しては詳しい情報はあまりないようです.本堂解体の際の調査では前身となる建物の礎石などが見つかっていて,今井道場から称念寺に発展したことももっともらしく感じます.本堂は境内の西側に東面していて,その南側に庫裏,客殿があり,これも17世紀初期の建物です.
名称:称念寺本堂(しょうねんじほんどう)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県橿原市今井町三丁目
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