東大寺 #4(奈良) 【重文】
「東大寺 #3」の続きです.国宝の「東大寺二月堂」(参照:東大寺 #3)周りの重文建築について.二月堂というとお水取り(修二会)が有名だけど,この行事に関連した建物があります.

【東大寺二月堂仏餉屋(御供所)】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
大仏殿裏の講堂跡付近から二月堂に向かって坂を上がって,すぐ右手に見える建物.鎌倉前期の築で,桁行五間,梁間二間の切妻の建物.大仏様木鼻が印象的な新和様の典型ともいえる建物です.修二会中に仏餉 (仏に供える米飯) を調理するところです.

【東大寺二月堂参籠所】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
文化庁のデータベースでは鎌倉後期とあるけど,実際にはもう少し新しい室町の建立です.桁行十間,梁間四間の切妻の建物.指定名称は参籠所だけど,参籠所は北側五間で間に一間の通路(細殿),南に四間の食堂という構造になっています.修二会に参加するお坊さん達(錬行衆)はここで合宿生活(参籠)をします.

【東大寺二月堂閼伽井屋(若狭井屋)】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
小さな建物だけど,鎌倉時代(13世紀初期)の古い建物です.お水取りを修二会の別称のように言ったりするけど,本当は修二会で行われる儀式の一つがお水取りです.お水取りではこの建物の中にある井戸から水を汲み上げて仏前にお供えします.この水は福井県小浜市の神宮寺(参照:神宮寺)から送られるということで,若狭井の名称があります.
「東大寺 #5」に続く!
名称:東大寺二月堂仏餉屋(御供所)(とうだいじにがつどうぶっしょうや(ごくうしょ))
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町
名称:東大寺二月堂参籠所(とうだいじにがつどうさんろうしょ)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町
名称:東大寺二月堂閼伽井屋(若狭井屋)(とうだいじにがつどうあかいや(わかさいや))
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町

【東大寺二月堂仏餉屋(御供所)】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
大仏殿裏の講堂跡付近から二月堂に向かって坂を上がって,すぐ右手に見える建物.鎌倉前期の築で,桁行五間,梁間二間の切妻の建物.大仏様木鼻が印象的な新和様の典型ともいえる建物です.修二会中に仏餉 (仏に供える米飯) を調理するところです.

【東大寺二月堂参籠所】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
文化庁のデータベースでは鎌倉後期とあるけど,実際にはもう少し新しい室町の建立です.桁行十間,梁間四間の切妻の建物.指定名称は参籠所だけど,参籠所は北側五間で間に一間の通路(細殿),南に四間の食堂という構造になっています.修二会に参加するお坊さん達(錬行衆)はここで合宿生活(参籠)をします.

【東大寺二月堂閼伽井屋(若狭井屋)】(HDR合成,撮影:2022年10月3日)
小さな建物だけど,鎌倉時代(13世紀初期)の古い建物です.お水取りを修二会の別称のように言ったりするけど,本当は修二会で行われる儀式の一つがお水取りです.お水取りではこの建物の中にある井戸から水を汲み上げて仏前にお供えします.この水は福井県小浜市の神宮寺(参照:神宮寺)から送られるということで,若狭井の名称があります.
「東大寺 #5」に続く!
名称:東大寺二月堂仏餉屋(御供所)(とうだいじにがつどうぶっしょうや(ごくうしょ))
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町
名称:東大寺二月堂参籠所(とうだいじにがつどうさんろうしょ)
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町
名称:東大寺二月堂閼伽井屋(若狭井屋)(とうだいじにがつどうあかいや(わかさいや))
文化財区分:重要文化財(近世以前/寺院)
所在地:奈良県奈良市雑司町
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テーマ : 歴史・文化にふれる旅
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