輿山往生院宝篋印塔(奈良)
奈良県生駒市の往生院は行基の遺体が火葬されたところと伝わる古寺で,輿山往生院とも呼ばれます.周辺の輿山墓地は中世以降生駒谷六郷の惣墓となって,古い石造物が多いです.本堂の近くに重文の宝篋印塔があります.

【輿山往生院宝篋印塔】(HDR合成,撮影:2022年10月2日)
重文指定名称は寺号も院号もつけずに「宝篋印塔」となっています.笠の隅飾りが軒と連続にのべ作りにされた馬耳型なのは古い形式です.正元元 (1259)年の紀年銘があって,在銘の宝篋印塔としては最古級です.小型の宝篋印塔では宝治2 (1248)年のもあるのですが,通常の大きさのものとしては最古です.

【輿山往生院宝篋印塔】(HDR合成,撮影:2022年10月2日)
重文指定名称は寺号も院号もつけずに「宝篋印塔」となっています.笠の隅飾りが軒と連続にのべ作りにされた馬耳型なのは古い形式です.正元元 (1259)年の紀年銘があって,在銘の宝篋印塔としては最古級です.小型の宝篋印塔では宝治2 (1248)年のもあるのですが,通常の大きさのものとしては最古です.
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