般若寺の石造美術(奈良)

般若寺というと国宝の楼門で有名ですが,石造美術も.十三重塔と笠塔婆が重文です.

般若寺十三重塔
【般若寺十三重塔】(HDR)

東大寺法華堂前石燈籠」(重文,参考:「東大寺で美術工芸を撮る #1」),「東大寺石獅子」(重文,参考:「東大寺で美術工芸を撮る #3」)と同じく宋人石工の伊行末の作品です.宇治の「浮島十三重塔」(重文,京都府宇治市)に次ぐ規模のもので,12.6 mあります.初層軸部に顕教四仏が線刻してあるのですが,線刻って写真にするのが難しい….一番下の屋根が大きく安定感があります.四重目から法華経箱が発見され,墨書に建長5 (1253)年におさめたことが描かれてあります.塔の建立もその頃のようです.



般若寺笠塔婆
【般若寺笠塔婆】(HDR)

こっちもそれなりにでかい4.8 mの笠塔婆.弘長元 (1261)年の銘があります.2基あり,南塔(写真右)には釈迦三尊と胎蔵界五仏,北塔(写真左)には阿弥陀三尊と金剛界五仏の種字があります.南塔から北塔に連続する形で銘文があり,この笠塔婆や十三重塔の由来について知ることができます.十三重塔は伊行末を中心とする一派の作品で,笠塔婆は伊行末の息子の伊行吉が一周忌の父と母(当時は生きている)のために建てたとのこと.
スポンサーサイト

テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行

tag : 奈良 重文 寺院 石造美術

コメントの投稿

非公開コメント

ご案内
プロフィール

タカシ☆TZR(ヤブキ タカシ)

Author:タカシ☆TZR(ヤブキ タカシ)
兵庫県出身,大学からは宮城.その後,横浜での勤務を経て現在は東京勤務で千葉県在住.愛機はYAMAHAのTZR250R.

国内の文化財の写真を適当に載せていきます.今のところ隔日ぐらいの更新にしてます.日本の美にこだわって近世以前のものを中心に.こんなタイトルのブログだけど,バイクで行ったところでないところの話もでてきます.

「たびねす」というサイトでナビゲーターやってます → 最新記事(2017年5月26日更新)

←ブログランキング参加してます.気に入った写真や役に立った情報などあればクリックお願いします.

にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ にほんブログ村 写真ブログ HDR写真へ にほんブログ村 写真ブログ 庭園・史跡・神社仏閣写真へ

twitter
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
タグcloud
都道府県別タグ一覧
北海道・東北北海道青森岩手宮城秋田山形福島
関東茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
中部新潟富山石川福井山梨長野岐阜静岡愛知
近畿三重滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
中国・四国鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知
九州・沖縄福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄
2県以上県外移築
文化財区分別タグ一覧
最新コメント
最新トラックバック
Feed Me!
旅するTZRの文化財撮影記のRSSフィード
RSSリンクの表示
リンク